ネットゼロとZEB

先月　G7札幌　気候・エネルギー・環境大臣会合が行われました。
この会合ではネットゼロという言葉が頻出していました。

ネットゼロとは、温室効果ガス・二酸化炭素の排出量と吸収量・除去量を差し引いてゼロにするという意味です。

2015年に採択されたパリ協定の
「地球の平均気温上昇を2℃より十分低い水準に保つ」
「1.5℃以内に抑える努力をする」
この目標を2050年に達成する為に方針の確認が行われました。

日本では上記協定の為に、ZEB(Net Zero Energy Buildingの略称)と呼ばれる、
「快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物」
の普及を目指しています。

ZEBをどうつくるかというと、

・日射遮蔽や外皮性能向上等を考えエネルギーの消費を抑える
・高効率の照明や空調を使用して、エネルギーを効率的に使う
・太陽光発電やバイオマス発電でエネルギーを創る

これらを達成することで実現できるとのことです。

新築だけでなく改修ZEBというものもあり、こちらは既存建築物を改修しZEB化するものです。

改修によるZEB化
https://www.env.go.jp/earth/zeb/detail/12.html

こういったものが今後増えてくることで意識せずとも電力不足の問題等も徐々に解消していく可能性もありますが、
まずは使用していない機器の電源オフやエアコン等の節電で少しでも環境問題に貢献していければと思いました。

参考
環境省　ZEB　PORTAL
https://www.env.go.jp/earth/zeb/index.html

ST